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良い入れ歯

生体に合った入れ歯、きちんと計測された入れ歯

 入れ歯が本来あるべき正しい位置にないために、ものが噛みにくかったり、肩こりや頭痛の種になっていることがよくあります。人体の一部として日々の生活の中で重要な役割をする入れ歯が間違った位置にあれば、体に害を及ぼすのは当然のことです。入れ歯が悪いために口元がゆがむと、肩がゆがみ、次に骨盤もゆがんで、足や腰まで影響します。生体に合わない入れ歯をずっと入れていると、だんだんと体がおかしくなってくるのです。
センターではいくつかの計測器を使って、骨格の中で一番良い位置に入れ歯がくるように計測します。まず上あごが頭蓋骨に対してどれだけゆがんでいるか、目線と平行になっているのか、などを測ります。次に患者さんにとって一番良い噛み合わせの高さを割り出します。そして今度は下あごが正しい位置に来るように中心位というあるべき正しい位置を計測します。これらの計測には約2時間かかります。
生体に合った入れ歯により、多くの患者さんは体も結果的に良くなったとおっしゃっています。例えば、椅子から立ち上がるのに、ひざに手をあてがわないと立ちにくかった人が、計測した入れ歯を入れたとたんに、すっと立ち上がることができました。また首が右に曲がりにくかった人も、入れ歯を入れてしばらくすると曲がるようになったり、歩くのがつらかった人も、以前より楽に歩けるようになったとおっしゃっています。
生体に合った入れ歯は、入れたはじめは噛みにくさや違和感がある場合があるかもしれません。それは、それまでの以前の入れ歯によってできた習慣性の筋肉を無視して、骨格に基づいて正しく作っているからなのです。筋肉を無視して、骨格に合わせているので、前の入れ歯が骨格に合っていなければいないほど、筋肉とのずれが生じて、違和感が出るのです。しかし、最長3ヶ月もするうちに、筋肉はどんどん変化して、正しい位置の入れ歯に馴染んできます。そして最終的には快適な入れ歯生活を送ることが可能になります。
計測され、生体に合った入れ歯では、もともとあるべき正しい位置に入れ歯をもってくるので、体全体が元に戻ったようになり、入れ歯による体の異常を取り除くので、首すじ・肩などがスーッとするというようなことが生じるのです。

噛み合わせが正しい入れ歯

 入れ歯を入れているだけでは何も痛くないし、しゃべることもできるのだけれど、噛むと痛くてたまらない入れ歯、あるいは、噛むと落ちて来たり、ずれたりする入れ歯があります。これは入れ歯の床の部分(ピンクの部分)は歯ぐきに合っているけれども、歯の部分の、上と下の噛み合せが全く合っていないからなのです。部分入れ歯の方でも当然同じです。
上下の噛み合わせは非常に微妙なバランスで当たっているので、どこか1ヶ所だけ変な当たり方をしているだけで、入れ歯全体がおかしくなるのです。このことは、なかなか一般の患者さんはご存じないようです。いくら歯ぐきにピッタリとした入れ歯でも噛み合せが1点でもおかしいと、入れ歯は台無しになり、うまく噛むことはできません。

審美的にいい入れ歯

 入れ歯を入れている患者さんの中で、人と話したり、笑ったり、食事をしたりする時に、いつも手で口を隠されている方がたくさんいます。その方の入れ歯を見ると、見た目にはきちんと並べられた入れ歯なのですが、いかにも「入れ歯」とわかってしまうようなものが多いです。入れ歯はただ食べるだけのものではなく、見た目にも自然で、違和感なく、堂々と笑ったりできるものであるべきです。
そのために最も重要なのが歯並びです。歯並びは特に前歯で審美性が大切ですが、左右の並び方のバランス、前後の出っ張り方、くちびるとの関係など様々な要件がからんできます。そして、これらをうまく調整するのは、もはや入れ歯をつくる技工士の手の感覚に頼るしかないと思われます。そのうえ目の前に患者さんがいるということも大切です。
入れ歯に使う人工の歯は、患者さんの顔かたちに合ったものを計測して選び出すのがいいのです。歯は顔の形、色も考えて、患者さんの希望も聞いたうえで決定するのです。その後、1本1本の歯を患者さんの目の前で顔を見ながら並べていきます。それと同時に患者さんは納得のいくまで歯並びを鏡で確認します。笑ったときにはスマイルラインがはっきりし、立体感のある、きれいな笑顔にしないといけないですし、特に女性の場合、愛らしくごく自然な歯並びに見えるように努力する必要があると思います。

くちびる、頬もバランスのいい入れ歯

 生体に合った入れ歯を入れると、話し、笑い、食事するたびに、ほっぺたの頬筋、口のまわりの口輪筋、噛む時のこう筋、耳の上の側頭筋などすべてがバランスよく活動するので、顔の相が変わってきます。曲がっていたくちびるがまっすぐになったり、頬もキュッと上がり笑顔が良くなります。過去には左右で高さの違ったまゆ毛がまっすぐになってきて良かったという方もいました。生体に合った入れ歯は、使われる筋肉もバランス良く動くので、顔が見る見る整ってくる場合が多いのです。

良い素材を使った入れ歯

 いいものを作るには、いい素材が必要なのは当然です。入れ歯に使う素材もさまざまあります。世界中からより良い素材を取り入れて、機能的にも生体にとっても、最高品質の素材を使っていくのがいいと思われます。
私が探した中では、入れ歯の骨組の部分に使用する金属はドイツのBEGO社のウイロニウムという金属が最高級の金属であり、、また床の部分(ピンクの部分)ではよりきめ細かく、透明度の高いオランダ製のベルテックスという素材があり、人工の歯は前歯がアメリカ製で、臼歯が日本製のものがいいと思います。どの素材も良い入れ歯づくりにとっては最高の素材です。
なお、私が世界中から素材を探したのには理由があります。日本でもJIS規格に合格した素材はあるのですが、世界基準に通らないものがたくさんあります。これだけ日本が発展しても、歯科では遅れています。例えば、保険で使われているパラジウムという金属はドイツでは使われておりません。より規格が厳しいのです。

アフターケアのいい入れ歯

 生体に合った入れ歯自体はきちんとかめるように作られていても、習慣性筋肉の働きで患者さんの口の中が入れ歯に合っていないことがあります。それには患者さんにあった筋肉づくりをしていく必要があります。本当に口にピッタリするまでに個人差はありますが、最長で3ヶ月は日数が必要です。
その間、調整を何度か行い、その後の経過をきちんと見ていくべきなのです。そして3ヶ月後には、患者さんの体の一部として充分に働く入れ歯となっていることでしょう。
また、入れ歯はその後長い間使用していくと、老朽化します。例えば、床の部分にひびがはいったり、歯がすりへったり。落として割れてしまったりと。そんな場合でも新しい入れ歯をつくり直すのではなく、その部分だけを交換すればいいのです。せっかくそれまで不自由なく使ってきた入れ歯を作り直すというのはもったいない話です。
一度作った大切な入れ歯は、二度と作り直さず、部分的に補修すればいいのです。最初に最高の入れ歯をつくれば、ずっとその入れ歯で生活していけるのです。

※ ただし、当院に初めて来られた時のお口の状態に合わせて最初の入れ歯はお作りするので、お口の状態が大きく変化すると思われる場合には、治療義歯をお作りしたうえで、お口の状態が安定してから、本義歯となるケースもございます。

みやの歯科医院